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第4回 『神父さんのメッセージ』 瀬美智子
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7月の吉日、ウェディングコラムに御執筆頂いた、私自身が信頼を置いているリレーション シップセラピストであり心理学に造詣の深い素敵な友人である、江利子さんの御結婚式に 嬉しく光栄ながら出席させて頂きました。目のさめる程美しい花嫁姿の江利子さんと素敵 な御主人は本当にお似合いのカップル!表参道の美しいチャペルで行われたお式の最中、 神父さんがある実話をお話下さいました。そのお話に最高のメッセージだなあと感激、感 涙した私は、このページで素敵な花嫁さんである江利子さんへの祝福と感謝の気持ちをこ めて、その神父さんの素晴しいメッセージを綴らせて頂きました。それは次の通りです。 かなり昔に、ストックホルムで実際にあったお話です。ストックホルムの交差点で自動車 事故がありました。車の下敷きになった男性を、通りがかった人々が助けようとしました が、下手に動かすと男性の身体がもっと危ない状態になってしまうので、助けようにも助 けることができず、大丈夫か、と声をかけたり遠くから眺めたりして、救急車がくるのを 待つことしかできない状況でした。警察や救急車が到着する迄の数分間、男性は車の下敷 きになったまま、じっと助けがくるのを待っていました。周りの人々が心配そうに眺める ことしかできなかった中、ある人陰が男性のすぐ近く、車の下敷きに入っていきました。 少しのすきましかない、危険な空間です。 ☆ ☆ ☆ ☆ その後、無事救出された男性は病院のベッドの上で、新聞記者にインタビューを受けた時 こう言われたそうです。「車の下敷きになって救急車などの助けがくるまで、自分はとて も孤独だった。けれど、ある人(牧師さんだったそうです)が一緒に自分のいる車の下に 入って来てくれて、私の手を握りながら“あなたはひとりじゃないよ”と声をかけ続けて くれた。だから、私は助かった。」☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 神父さんは続けてこう言われました。 「人生で色々なことがあるけれど、つらい時に一緒にいてほしいのはかけがえのない相手、 その人なんです。そしてお互いとも、何かあった時に逃げ出さずに相手を支えてあげることが できるカップルなら、その結婚は間違っていなかった結婚なのではないでしょうか。」 私はふと、思いました。相手がつらい時に一緒にいてあげることは、時としてと元気のない 相手の姿を見て自分もつらくなり “自分はそばにいることしかできない”とつらくなってしまう事 もあるかもしれない、けれど真実は “そばにいる事こそ全てで、かけがえのないもの”なのだと、ひしひし感じたのでした。 60年代に米国エール大学の研究チームがある調査の結果、人は孤独であると早死にする という調査報告結果を出されたそうです。これは、独身既婚を超えて、人はだれかと共に 生きるという姿が自然の姿であることを象徴しているかのように感じます。 恋人(夫婦)であったり、家族も、友人や仲間も。人が「誰かと一緒に生きようとする姿勢」 は、これからの時代の主要な流れではないかと日々感じる、「パートナーシップ」「競争 から調和へ」「誰かが勝って誰かが負けるのではなく、全体が勝者になる」という流れに 直結しているようにも思えました。結婚式は、結ばれる2人の恩恵によって周りの人々も 大切なことを思い起こさせてくれる機会、なのでしょうね。 江利子さんのティーチャーで、ある心理学博士御夫妻がスピーチの中で、 「このお二人は、初めから正しい理由で結婚されるカップル、だと思います。」 とおっしゃっていたのにも感動してしまいました。 ここでいう正しい理由とは、相手に幸せにしてもらうために結婚するのではなく、自分の中に ある愛や魅力を相手に贈り、お互い相手に投資をし続け、2人で一層、幸せになるために 結婚する、というような内容であったと記憶しています。素晴しいパートナーシップとや さしさ、知性、信頼感でいつもたくさんの暖かなハッピーを下さる素敵な江利子さん。 御結婚おめでとうございます。どうぞ末永くお幸せに。心より祝福をこめて★2004年 Copyright(c) Takase Michico |


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