スマホページ（偉人のあげまん妻）　ＰＣページ

今回は、元祖あげまん見性院（けんしょういん）さんについて書きます。 NHK大河ドラマ「功名が辻」で取り上げられた女性なので、ご存知の方も多いかもしれません。 土佐国藩主となる山内一豊の正室で、「千代（ちよ）」さん（のち見性院）という名前だったという説が有力です。

内助の功という言葉の発祥はこの女性だったともいわれますが、 おおまかにいえば、千代さんの智恵が夫の出世を助けたと解釈されています。

では、その出世とは？ 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三代を生き延びたのはもちろん、 その都度それらのリーダーから比較的厚遇を受け、こと家康が天下を おさめたときには土佐一国の主となっているのです。（この時代は 一国一城の主になることが出世の最高峰だったのです）

「女運（にょうん）というのがある。 連れそう女房の持って生まれた運の光で男の運は左右されるのだという。」 （「功名が辻」より転載）

では、千代さんはどんな智恵を夫に差し上げて出世をサポートしたのでしょう？ くわしくは司馬遼太郎先生の「功名が辻」をお読みください。

さて、内助の功というと、ひたすら縁の下から健気に夫を支えるという 古風イメージがありますが元祖あげまん先輩千代さんは、 言い伝えられている諸々の内容を読む限りでは、 そういうキャラクターではなさそうです。 天真爛漫、ということ。イメージで言うと「自分が楽しんでいる」感じです。

考えてみれば、そうですよね。自分が楽しんで生きているとき、 一番良いアイディアや魅力、若々しさ、美しさ、癒しといった女性のもつギフトが 発揮されます。

話題は変わりますが、 以前、経営の神様ともいわれる船井幸雄さんが、その著書の中で奥様に ついて書かれていました。 船井先生が直感力について研究していたとき、奥様はすでに物心ついた ときから心の中に答えを教えてくれる存在がいて、その存在とコンタクトを とっていたのことが判明した、という内容でした。

又、以前、世界的に有名な日本の画家さん夫妻と親交のある方が 「作品を創っているのはだんなさんだけど、奥様が明らかに天とつながっている」 と教えてくださったことがありました。

上記のお２方についても、（限られた情報から判断する限りでは） 「楽しんでいる」あるいは「内なるガイドとつながっている」ことが伝わってきます。

私の周りのあげまん先輩方を見ていても、たしかに、楽しんで生きていらっしゃる、 それは、しっかりと自分の内側に大切なものを見出しているからだと思うのです。

そして、内側に大切なものを見出している＝内なるガイドに耳を傾けているとき、 人生のいかなるときにも楽しんで流れに乗ることができ、 それによって大事な人をサポートできるのかもしれません。

ひょっとしたら、あげまんとは、 内なるガイドとつながり楽しむことの達人なのかもしれないと、 また１つあげまんの秘密を垣間見た気持ちでした♪

（以上です）