皆様、こんにちは。
2週間程前から、梅干しにはまっておりました。
今月初めの寒波?で風邪をひきそうになって咳が出た時、ふと読んでいた薬膳の本で、梅干しは咳止めの効果ありの記載を見て早速食べたところ、即日咳が止まったのでした。
又、疲れにくくなったり等の体感を感じ、それまで梅干しを食べる習慣が無かったのに、今ではすっかり1日1個の習慣になりました。
この夏は自分で梅干しを漬けようと思っていたところ、私の祖母が沢山梅干しを樽につけて、のこしてくれていたことを思い出しました。
市販の梅干しは賞味期限半年ですが、昔ながらの製法で作られた手作り梅干しは賞味期限が存在しないそうで、日本で現在確認されている最古の梅干しは1576年という程。先人の愛と智恵を感じます。
余談ですが、占星学の観点では、梅干しは土星のあらわす事物ですが、賞味期限無し、となると、冥王星の質も感じます☆

梅干しにはまっていたせいか?とある梅シンクロもありました。
先月、近隣の市内にある美容室に初めて行きました。こちらは天然ハナヘナカラーもされている美容室です。ネットで見つけたのですが、実際に伺って、とってもお気に入りになってしまいました!
「赤ちゃんのゆりかご」という意味の店名にぴったりな、とても雰囲気の良い美容室で、技術、サービス、プライスともにナイスで、店長さん(40代前半のパパさん)も、とても落ち着いたリラックス感をくださる方です。
店長さんは、私の地元の最寄り駅近くの高校出身とのこと、共通の話題で盛り上がりました。
そして2度目の来店で今月カットに伺った際、何かの地元話の流れで(たしか私が、家の前に八高線が走っていることを話した後位に)、店長さんが「高校の社会科か何かの先生で、鉄道好きの人がいて、よく八高線等の電車を撮って、自費出版の写真集も出していた方がいたんですよ~」と仰った直後、
私の中の20年以上前の記憶の点と点が線になり、
「・・・その先生、ご苗字なんと仰いますか?」
「田口先生です」
の回答に「私、その写真集に、載ってます」となり、互いに偶然に驚きました。
1997年当時、学校から帰ると、よく近所の里山を犬の散歩をしていたのですが、ある春の日、地元のO高校の教員という男性(田口先生)と、そのお弟子さんぽい方がカメラを携えて八高線を撮影されていました。
私が犬と通りかかったとき、声をかけられ、梅の木の下で被写体になってほしいとのことだったのです。(きっと私の着ていた服が、梅や八高線の色とマッチする配色だったのかも)今の時代であれば、慎重になるところですが、まだネットも普及していない、ほのぼのとした時代で、私は普通に快諾。
しばらくして後日、私の実家に、田口先生が自費出版された写真集を届けてくださり、その写真集の中に、梅の木と撮影したページがありました。八高線の電化にともない、電化前の最後の1年間を先生は撮影し続けたそうです。
さて、美容室から帰宅してさっそく、その写真集を本棚から取り出して改めて全て見た時、私は泣きそうなほど感動してしまいました。
八高線をテーマにしてそこに広がっているのは、日本の原風景のような美しい光景。
自然あふれる地方の、学生たち、農家さん、季節の巡り。
当時、20歳そこそこの私では、気づきえなかった日常の中の宝物。当たり前の日常こそが宝物。
20年以上経ってようやく、私はこの風景の幸せを理解することができたのだと。そして、撮影して頂いたページには「想い出の梅」という題名がつけられていました。20年以上経ったときに私がこの写真を見ると、まさに想い出の梅。先生は、まるで未来を見通しているかのようなセンスだなあと感じました。
田口先生へ、20年以上の時を経て、あらためて深く御礼申し上げたい気持ちでした。
平成の宝物の風景がたくさんつまった写真集を、本当にありがとうございました☆
皆様、佳い連休をお過ごしくださいませ♪