「しし座シーズン。自分の内側を照らすこと」
(2015年7月号)
いつも心に太陽を
皆様、こんにちは。
季節は、太陽を支配星とするしし座シーズン。
太陽といえば、日本神話での太陽神は天照(アマテラス)大御神。
皆様ご存知のとおり、日本神話では、その昔、天照大御神が
天の石屋戸に隠れてしまったことがありました。
太陽神が隠れてしまったわけですから、世の中は真っ暗になってしまったのです。
そこで、八百万の神々は相談しあって、天照大御神を天の石屋戸から
出てきてもらおうとします。
どんな方法をとったかというと、八百万の神々で、
踊り歌い、おもいきり楽しいお祭りをしたのです。
すると天照大御神は、「自分が隠れて世の中は真っ暗になってしまったのに、
なぜ皆は楽しく騒いでいるのだろう」として石屋戸から顔を出します。
これに対して(お祭りの中心で踊っていた)アメノウズメノミコトが
「あなた様より貴い神様がおいでになりますので、皆、喜び笑って楽しく歌っているのです」
と仰り、鏡を見せます。
その鏡に映った自分をよく見ようとして出てきた天照大御神を
ほかの神々が誘導し、再び天照大御神が高天原に出てくると、世の中は再び日が
照りました。
・・・多くの方々が知っている神話であり、とてもインスパイアされます。
個人的な体験ですが、もう何十年も前、たしか小学校入学前位、病気でもないのに
食欲がなくなってしまったことがあります。
今で言う自律神経失調気味だったのかも。
家族や周りの人たちが心配して、レストランに連れていってくれたり遊びに連れて行って
くれたりしたものの、快方に向かわず。
けれどある晩、自宅に来客があって、家族やお客さん方が宴会のあと、
美味しそうにラーメンを食べていたのを見たとき。家族が「食べる?」といいながら美味しそうに食べている姿を見て、急に食欲がわき、翌朝から食欲が戻り全快したのです。
なので、前述の神話を聞いたとき「周りが明るくしていることは、本人にとって大きな救いになるのよね」と、心の琴線に触れた記憶があります。
そして、
人は、まず自分が元気で楽しく過ごしている事が、周りの人々にパワーを贈り、
ひいては元気がない人さえも自然に元気にしてしまうのだろうなあと気づきました。
以前、オーラソーマ(R)のクラスでも、
「周りを温めようとしなくても、自分の中を温めれば、それが外に出ます。
内にあるものが外に出ます」というティーチャーの言葉が、心に響いた記憶があります。
誰かを元気にしたいとき、まずは自分が元気でいること。
幸せを贈りたいとき、まずは自分が幸せであること。
世界に貢献したいとき、まずは自分が輝くこと。
そしてこれは、アストロロジー的には、しし座のエネルギーのようにも感じます。
しし座が人体でつかさどる部位は心臓、体の中心。そして支配星の太陽も太陽系の中心です。
良い意味で自分を中心に考えること=まずは自分の太陽を輝かせること。
それは俗にいう“一隅を照らす(自分のいる場所を明るくする)”ことです。それによって、
光が世の中に広がっていくのでしょう。
補足として、しし座はヒカリモノや華やかさをあらわす星座でもあります。
自らに花をもたせるような装いをすることも、形から入って一隅を照らす行いなのかもしれませんね。