あこがれの人の才能は未来にあなたが授かる才能や運
(2007年7月号)
“羨ましい”は、次は自分の番?
今回は、「才能や運の伝染」について綴らせて頂きます。
みなさんは、無性に憧れる人っていらっしゃいますか?
とくに、同性で、強く「羨ましい!」とか、「ああなりたい!」と強く思う方です。
その人は、将来の自分を見せてくれているんですよ。
とくにその方が身近にいて、羨ましい想いが強ければ強いほど、その人が、ほかならぬ自分の未来を見せてくれている可能性は高いのです。
「憧れや羨ましさは、自分自身の可能性を暗示している」心理学等でも言われるこの説ですが、私がこの法則を体感したのは、4年前のことです。
普段「人は人、自分は自分♪」という感じで、憧れの人は多々いますが「羨ましい!!」と切実に衝動を掻き立てられる事は、あまりない私だったのですが、その憧れの女性との出会いはものすごく衝撃的でした。
その女性は、お仕事へのバイタリティ、自信、立ち振る舞い、オーラ等、とにかく、当時の私にとって「羨ましい」限りだったのです。
お互いが携わっている業界も全くの異業種ですし、おそらくキャラクター的にも真逆にも関わらず、なぜか羨ましい!と感じ、その衝撃は雷に打たれたかのようでした。
同時に、劣等感や嫉妬などの感情も出てきました。
けれど自然といつもの「人は人、自分は自分♪」というスタンスに戻ったのですが、その出会いは私の中に、人は、若くして、ここまでできるんだなあ~という、天晴れな気持ちを運んでくれました。
そして、すっかりそのことを忘れた昨年末に気づいたのですが、3~4年経った今、気づいてみれば、自分もその方と同じようなプロジェクトや仕事の広がり(プロデュースや連載、メディア掲載)を頂いていたのでした。
その方とは4年前に2~3度お会いしただけですし、それ以降お目にかかっていません。
けれど、まるで、その方の能力や運を分けて頂いたかのように自分の人生が展開していると気づいた時、
『なぜか、無性に、強く惹かれる人というのは、自分がこれから発揮しようとする才能を見せてくれている』と感じたのでした。
そして、ここからが肝心要だと思うのですが、
では、どうしたら、未来にその才能を自分も受け取ることができるのか?
それには、現時点で私が気づいた限り、3つ方法があります。
●1つ目:その人のオーラを感じる=波動共鳴
波動共鳴に造詣の深い安田隆先生の著書によると、伝統芸能の世界では師匠のオーラ、虚(きょ)の世界の部分を感じる事で、実力をキャッチするというものだそうです。
師匠の世話に明け暮れる弟子がなぜかある日突然、師匠の技を会得する、それは波動の世界では当然の理だそうです。
●2つ目:今目の前にあることを100%行う
これは、私自身が一番しっくりくる方法です。
別段、憧れの人やなりたいものを意識しなくても、今自分の目の前にある事に全力投球していると、ふと気づいた時に、憧れの人の持つ才能や自分が憧れる運がやってくるというものです。
この根拠は謎だったのですが、このメルマガでもよく取り上げている、斉藤一人さんの本を読んだとき「ニュアンス的にこれが近いのかな~」と思ったことがあります。
それは何かを要約しますと「今目の前にある仕事や物事を100%やっていると、さらにパワーアップしたプロの指導霊がつく。そのお陰でもっと才能又は運気がアップし、結果として、到達したいものに到達しやすくなる」といった感じのものでした。
個人的に、真実に感じている説です。
●3つ目:心から褒めた才能は伝染する
そして最後ですが、自分が心から相手を評価した才能は、伝染するそうです。
たしかに、勉強などでも自分が学ぶものにおいて、その教えてくれる先生が大好きだったりすると、なぜかスムーズに能力を磨くことができるのも、これに似ているかもしれませんね。
褒めた才能は、伝染する。これは、おそらく、相手を心から評価した時点で、相手の心(潜在意識)と繋がるからなのかもしれません。
人と繋がると、才能の伝染=贈り物の分かち合いがスムーズになるのですものね。
なお余談ですが、潜在意識的な観点からいえば、嫉妬や劣等感というのは、現状の自分を維持したい、古い自分の抵抗のあらわれです。
ですので、嫉妬や劣等感が出てきたときは、新しい自分(憧れる才能や運を得る自分)に向かって、自分が安全圏を飛び出したサインでもあると私自身は解釈しています。
・・・色々話題が飛びましたが、「なぜか、無性に、強く惹かれる人というのは、自分がこれから発揮しようとする才能を見せてくれている」
だからこそ、憧れる人が沢山いるのは、それだけ自分の未来に実現する幸せの可能性が沢山あること、なのです。