変化への抵抗？

この1ヶ月位（2010年9月下旬頃）日中、仕事以外の時間はボーっと眠い傾向がありました。体調は特に変化無し。

私の尊敬する大好きな友人、PANARIさんから頂いたお手紙の中に「（ある方の本に書かれていた）とてつもなく眠いときは運命が変わるとき」 というお話があって、なんてリアルタイム！と思っておりました。

その後、眠かった日々が終わり、またアクティブに動きたいと思える日々がやってきた翌日、私は知人のIさんから「変化に対する抵抗」の興味深いお話を聞き、眠くて仕方なかった原因と関係するかもしれない、と思いました。


●変化に対する抵抗

今回の私の場合、しばらく眠かったのは「変化に対する抵抗」ケースかも？なんて思いました。

もちろん、全てのケースがこれに当てはまるわけではないと思います。単純に体調、バイオリズムの変化や、心身が休養を欲していて眠くなるケースの方が一般的に多いですものね。

さて、私がIさんに教えてもらった「変化に対する抵抗」のお話は下記の通りです。

人間の脳はおおざっぱに分けて、

★大脳新皮質・・・理性や向上心。これは人間だけが持つもの。
★それ以外の旧皮質など・・・生存の欲求や群共の欲求を持ち、体の本能的な働きを指示し現状維持をよしとする“コンフォートゾーン”があるそうです。

このコンフォートゾーンはある意味現状のセルフイメージを維持しようとします。

そして、人が大脳新皮質で現状の自分を超える目標や発展を望んだとき、ブレーキをかけてきます。

これは悪いことではなく、このブレーキがあるから、呼吸や体の機能も変わらず維持機能するのです。

けれど、新しい目標やこれまで以上の成長や飛躍を望んだとき、当然ながらブレーキをかけてきます。

Iさん曰く「このブレーキはとても巧妙。たとえば、新しい目標などを紙に書いてみても、三日も経つと興味が薄れてきたりしますよね。このブレーキは、“（明らかに自分にとって良いことに対して）興味がなくなるようにする”あるいは眠くなったりする。これは、変化に抵抗するコンフォートゾーンの急ブレーキ。」という説でした。

コンフォートゾーンは「これまでの自分」という縄張りなのです。

Iさんは「この脳の機能について知っておいて良かった」と思ったそうです。なぜなら、これを理解しておくと、自分にとってどう考えても良いものであっても興味が薄れてきて関心がなくなったときに、現状維持＝変化への抵抗かもしれないと気づいてあげることができるからです。



・・・個人的に合点がいったのは、眠かった時期を乗り越えると、なんとなく世界の見え方が変わってきたということです。以前よりも、新たな夢に対して自然な意欲が維持できているのです。

ほかにも、Iさんから教えて頂いた知恵をシェアします。


●感情のクリアリングの話　

Iさんは『弓と禅』という本で出ていたというお話をされました。

ある人が弓道を習いに来た。達人は弓を渡す前の練習として、毎日弟子に、道場に座って的をひたすら観るように言い渡した。弟子は弓をもらってすぐ実践に入らせてもらえると思っていたのに、毎日的を見つめるしかない日々。

その間、「こんなことをしていて何になるんだろう」「つらい」など様々な感情が弟子の中から湧き上がってきました。

けれど、ある日を境に、そういった感情がスパンと抜けて、すっきりしてきます。

すると、遠くにぼんやり見えていた的が大きく浮き上がって明確に見えてきました。
弟子の雰囲気や変化に達人は気づきました。そして、的が大きく見えるようになったと達人に話す弟子に、達人は弓を初めて与えた、という話です。

Iさんは「これが、感情のクリアリングです。自分の内側で起きていることを、ただただ感じて出す。出てきた感情をそのまま解放すること。」

感情をクリアリングすると、世界の見え方も変わるのですよね。



余談ですが、ちょうどIさんのお話を伺う前日、電車の中で、隣に座っていた小さなお子さんが沢山おもちゃを持っていました。

私はウトウト眠くて、いつの間にか、気づいたらそのお子さんは電車を降りられた後だったのですが、1つ、絵馬形のおもちゃを置き忘れていました。

よくよく見たら、絵馬型で「必勝」とあり、ほほえましい気持ちで裏を見たら 「願い叶う」とありました。



ささやかなことですが、なんだかラッキーサインを見せて頂いた気分でした。

※追記　その数日後、お付き合いしていた彼からのプロポーズを受け、2ヶ月後には入籍となりました。体調変化や理由も無いのに今回眠かったのは、やはり運命が変わる前だったからかも？しれないなあ、なんて思いました。