今回は、未来のお話です。 10年近く前、カラーセラピーに出会う前の私自身がそうでしたが、 人は、何か問題やチャレンジが人生で起きたとき、 「過去の自分がいたらなかったから、こうなったのかな?」 「自分に欠点や短所があって、それがこの結果を作ったのかな?」 と思うことや自分を責めることがあります。 けれど、そのときはそのときで精一杯の選択だったでしょうし、 きっと、どうしようもなかったわけです。 ちなみに、ここでいう出来なかったことというのは、ベストをつくしたけれど、 それしか選択しようがなかった、というその時の自分にとっての不可抗力をあらわします。 私のカラーの先生は、その当時の私に、 「出来なかったことは、しなくてよかったことなんです」 「出来なかったことは、出来なくてよかったことなんです」とおっしゃいました。 その言葉に心がふっと楽になった記憶があります。 それは、そのままの自分を認めてあげることに繋がりました。 そこから初めて、前に進めたように感じます。 けれど、この「出来なかったことは、しなくてよかったこと」 には、実はもっと深い意味が隠されていたのです。 それは、過去に自分がどうにもならないほど悩んだり、 困難と思った事が、未来には才能や魅力になっていることです。 これは、普通の時間軸で考えると、 過去のチャレンジを越えたから未来に才能になった、となります。 ★けれど、逆もありうるのです。 未来に才能や魅力として授かるから、過去にチャレンジ「出来なかったこと」だった、と。 最近の私には、 なぜか、この逆の時間軸の考え方がしっくりくるようになりました。 さて、場面は変わりますが、 最近、あるイベントを企画していたとき、 当初予定していた会場が広さ的にも開催場所として難しくなり、残念に思っていました。 そんなとき友人のCさんが、 かねてからオススメの場所をご紹介くださったのですが、 そこは、開放的な広さ、環境、コスト的にとっても理想的な場所でした。 さらに驚いたのは、その会場の上階に、5年前に1度だけお会いし、 とてもお世話になった画家さんのオフィスがあり、 ナント5年ぶりに偶然再会できたことでした!! Cさんは、私とその画家さんに親交があったことはもちろん知りません。 つまり、当初予定通りの会場だったら、再会できなかったわけです。 こういったシンクロが多発すると、やはりどうしても、 「ベストをつくした上で出来ないことは未来に原因がある」 といった感覚がしっくりくるようになりました。 もちろん、ここでいう「未来に原因がある」とはネガティブな意味ではなく、 「未来に贈り物がある」という意味です。 そして、おそらく、いつも自分を肯定していることが、 その「未来の贈り物」をちゃんと受け取れることに繋がるのだと感じます。 前述の例でも、もし私が、最初の会場で無理に開催しようとしたら たぶん自分にも無理を強いたと思うし、 会いたかった人との再会も実現しなかったわけですから。 常に、人生のいついかなるときでも、そのままの自分を認めることは、大事なのでしょうね。 未来にある贈り物や出会いを受け取る=幸せの鍵は、やはり、 一番近くにあるのかもしれませんネ。 (以上です) |