現状突破(ブレイクスルー)「天王星と冥王星90度の時代」
(2011年4月号)
風穴を空ける
昨年(2010年)、84年ぶりに天王星がおひつじ座に入りました。
しかし、しばらく逆行して元のうお座に戻っていたのですが、2011年3月12日に、正式におひつじ座に入室しました。
全く新しい流れ。
3月12日から時代が変わったことが占星学の視点からも言えます。
天王星は12星座を一周するのに84年かかり、
海王星は12星座一周に165年かかります。
そして冥王星は12星座一周に約249年かかります。
各惑星とも各星座に長く留まることから、上記3つの土星外惑星は時代の流れや時流を象徴すると考えられています。
今回は、おひつじ座の天王星とやぎ座の冥王星。
これは、星座同士の相性でいえば90度の座相です。この座相は葛藤の角度、
シーソーの角度。
「あちらを立てればこちらが立たず」の角度といわれていますが、
実は、ブレークスルー「現状突破」の角度であり、
今まで変わらなかったことが変革する可能性を秘めています。
なぜなら「画一的なものの見方に風穴を空ける」角度だからです。
占星学では各天体にそれぞれつかさどる事物がありますが、
天王星が「電気・地震」、冥王星が「プルトニウムや原子炉」を表わしているのも、
この時期から見ると偶然ではないと感じます。
つまり、電気と原発が「あちらを立てればこちらが立たず」
葛藤の時期→そして天王星と冥王星があらわすのは
「変わらざるを得ない時期」であることです。
この90度という角度は、個人のホロスコープでも、現状突破の影響をもたらします。
一個人的な話で恐縮ですが、私はさそり座生まれで、進行天体(個人的な気運や変化)が、みずがめ座という、
さそり座にとって90度の相性の星座に入った時期、それまで過去数十年以上
“どうあがいても努力しても”実現しなかった夢がいとも簡単に実現してしまいました。
もちろん、みずがめ座に進行天体が入った当初は、これまでの
価値観がガラガラ音を立てて崩れた出来事を体験していますが、
そのショックは、夢の実現を受け取るための通過儀礼だったと感じています。
つまり、何をお伝えしたいかというと、
90度というのは、
今まで実現し得なかった事が実現できる可能性のある、成就の角度でもあるということです。
天王星と冥王星の90度の時代は、より良い世界につながる何かが実現できる可能性を、大いに秘めた時代ともいえるのかもしれません。
天王星のギフトである「(より良い未来のための)変革」、
冥王星のギフトである「復興と再生」を強く願う今日この頃です。