「知性派美人女優さんにもインタビュー!21世紀型ビューティ 」
(2005年5月&7月号)
新時代の美しさとは?
先日『きれい!にすぐ効く気のミラクルセラピー』安田隆氏著(青春出版)という本を拝読しました。
◆カラーセラピー的に見た、松田聖子さんの芸能界生命が長い理由
本書では、自分の「気」をコントロールすることによって理想の体型を促進したり、魅力をアップさせたり、はては願望迄実現してしまうテクニックが満載でした。
といっても不思議な話でも何でもなく、もとは著者が東洋医学や西洋の精神療法に共通する原理を見つけ、それをあらゆるシーンに応用できるようにした“気の原理の実践版”といったもので、実際の効果も高いものです。
ストレスが多いといわれる現代社会において、上記のように自分で自分の気をコントロールできたら、ストレスやストレスになる状況は未然に防ぐことができるのはもちろん、
魅力的な雰囲“気”を放つことができたり、気持ちの良い運命をつくったり、良い流れ(気)を察知してそれに乗ったりすることが可能になると思うのです。
そういった事を考えていたら、
個人の自立(=自分の人生は自分で作り出していると知ること)がより大切になってくるだろうといわれる21世紀は、
自分で自分の気をコントロールできることが、美容の分野でも大事になってくるのではと思いました。
ご存じのように、人のオーラ、雰囲気は、 その人が普段考えていることや感情パターンの蓄積があらわれているものだと感じます。
先述の安田隆氏の著書によると、“気”とは、わかりやすくいうと「自分が意識したもの」なのだそうです。
自分が想っていること、意識したことは、
オーラに貯蓄される。
そういった事から、できれば日々良い想いを持てたらと常々思います。
今、人々が「美しい!」と判断するときその人のオーラ、雰囲気から判断している事も多いようです。
ゆえに、今世紀、ビューティ分野でも絶賛される芸能人などは気や想い、意識のエネルギーに敏感です。
21世紀に美女といわれる方は、きっと気(=自分の意識や想い)を自分の望む方向へ流せることに卓越しているのです。
以下、事例をいくつか集めてみました。
21世紀型ビューティたちは、早くも“気”をコントロールしていた!
◆「美しさとは、その人のオーラ、気合い。」
「ストレスは、美の大敵です。ですから私はどんなに忙しくても、自分をリラックスさせる時間をつくっています。
バスタイムや就寝前のメディテーション(瞑想)
などで1日の疲れを癒しその日のストレスはその日のうちに解消していますね」
叶恭子さん『SUPER BEAUTY』より
◆「どんな化粧品もこれは効くと念じながら使う、どんなメイクもキレイになるぞと気合いを入れる、そんな強い気持ちが一番の効能です。
高価な化粧品は、その中身が効くということもあるのでしょうが、ちょっと無理をして買ったのだからどうか効いてちょうだい!そんな“念”がこもったお手入れになるからこそ効果を発揮するのではないでしょうか。」
君島十和子さん『インサイド・ビューティ』より
◆「小悪魔な女が、なぜほしいものを手に入れやすいのか。自分の欲望にまっすぐだから、思い込みパワーが強いからかも」
「言霊と言うか、言葉のパワーをわりと信じるほうなので、ふだんから、わりと、
明るい発言を心がけている」蝶々さん(元銀座ホステス作家さん)
又、“気”とはちょっと違うかもしれませんが、
日本の次世代は21世紀型ビューティをどう見ているのでしょうか。
各女性誌でカリスマ的人気の美容ジャーナリスト齋藤薫さんの著書に興味深い文がありました。
「今の10代の少女は、タレントやモデルにはあまり関心がなく憧れるのはもっぱら“アーティスト”なのだそうである。(中略)これが、日本の若い世代が持っている
“新しい美人”の定義なのだ。
(中略)日本の次世代はカッコ良さに対してはもっと客観的で、すでにひとつ先にある“カッコよさ”を目指している。
そもそも“努力”なんていうものが、今の若い世代に評価されるとは意外だが、
“一生懸命”であることをダサイと思わないことが、また新しい価値観として戻ってきているのかもしれない。
“才能”か“努力”どちらかをキレイと一緒にあわせもつ。
それを21世紀的“カッコイイ”の定義としておこう。
そこに気づくまでが、じつは世界基準の魅力を備える条件なのだから。」
齋藤薫さん 『美女の教科書』(文藝春秋)より
さて、私の敬愛する友人であり、テレビ、映画などでご活躍中の知性派美人女優!である塚田美津代さんにもインタビューをご多忙中お願い致しました。
美津代さんは、昨年2004年は味の素健康サララのCMや大河ドラマ『義経』にも出演されていらっしゃる美人女優さんで、
中から明るくパアッと発光するような雰囲気を持ち、さすが美を生業とされる女優さん!と驚くと同時に、その明るさで周りをハッピーにしてしまう魅力的な方です。
又、元薬剤師さんのキャリアもお持ちの、才色兼備を絵に書いたような女性です。
御多忙スケジュールにもかかわらず、素敵なメッセージを本当にありがとうございました!!
Q「いつもキラキラしたオーラを維持されている秘訣は?」
◆美津代さん
「この世の中は、自分の目に見えるよりもっと豊かで愛にあふれた多次元世界で、
私たちはそこから助けられ守られているという事を信じて、日々自分に優しく、時には甘やかしながら、
楽しく自分なりの成長過程を歩んで行く事です。」
「光っている人のオーラの仕組み」
皆さんが、「今、自分は輝いているかも?」って感じるときは、どんな時でしょう?
きっと、楽しかったり幸せだったり喜んでイキイキしている時なのかもしれません。
そして、自分らしさ(オンリーワンの魅力)が出ている時、なのかもしれません。
そして、自分らしさというのは、「自分のカラーが出ている」状態です。
俗に言う“素”“ありのままの自然なあなた”の状態ですが、実はこの状態が、一番あなたから輝き(オーラ)が出やすい状態でもあるのです。
なぜなら、人は、十人十色。1人1人カラーは違います。
そして、色の正体は、光です。
宇宙からの可視光線が地球におりた時、虹の7色となって
波動の微細な順から紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の色となり、私達の目に映ります。
光=色。つまり、自分のカラーを生きること(自分らしさを大切に思うこと)は、光が出やすい状態、輝いている状態になるのです。
そして芸能界をチェックしてみると、自分の本質的なカラーを出している芸能人ほど、オーラがあり、息(芸能生命)も長いようなのです。
例えば80年代はアイドル黄金期で、女性アイドルは、色で例えたら「ピンクキャラ」(可愛い、フリルヒラヒラ、キャピキャピ、フェミニン)
のイメージ戦略で、
そのアイドル自身の本質カラーなど勿論関係なく「ピンクキャラ」を演じるアイドルがとても多くいらっしゃったと思われます。
もちろん、プロデュース産業の世界なのでそういったことは大切なのでしょう。
けれど、人は自分の本質以外のカラーは長く演じることはちょっと無理があります。
現代のストレスは、自分が自分じゃない色を生きようとすることによって生じるのでは?
なんて思ってしまいます。
なぜなら、人は自分の色を生きているときはストレスを感じないからです。
もし何か問題やストレスを引き起こすような状態に直面しても、自分の色を生きているときは、自分にエネルギーがいっぱいある状態なので、乗り越えるのも容易になってくるのです。
さて、80年代からのアイドルでずっと芸能界に華々しく君臨している松田聖子さんですが、
彼女は、実は本質もピンクなのではといわれています。
つまり、80年代アイドルのイメージ戦略であったと思われる「ピンクキャラ」が、
唯一“素”である芸能人だったから、これほど芸能生命が長いのではと感じます。
当時ぶりっこ(死語)などと評された聖子さんですが、それも ある意味“素”のピンクキャラなので魅力や話題に繋がったのではないでしょうか。
聖子さんの成功や人気は素晴しい類い稀な才能、人の何倍の努力、強運などはいうまでもないですが、
人が運やツキ、自分の才能、努力などをあますことなく発揮できるのはおそらく、
自分の本質(自分の色)を生きている時、自分の素のカラーを出している時なのかもしれません。
もう1つの好例が小泉今日子さんです。
80年代アイドル時代に、事務所のプロデュースであるピンクキャラ(可愛い、フリルヒラヒラ、キャピキャピ、髪の毛もロング)で売れず、岐路に立たされたとき
「どうせ売れなくてやめるのだったら最後に自分らしさを出そう」と思って髪をバッサリ切り、
おそらくご自身の本質に近いナチュラル&ボーイッシュにイメージチェンジしたとたん売れ出し、
トップアイドルの地位を築かれました。
先述の美容ジャーナリストの齋藤薫さんは、著書の中で「(小泉さんが髪をバッサリショートにしたとたん)オーラが出た!」と書かれています。
又、齋藤さんは別の著書の“七光りの正体”というコラムで「人と対峙したとき、引いたり媚びたりしない」姿勢が光(オーラ)を放つという内容を書かれていました。
光っている人のオーラはゆるぎない自分があること。自分らしさ(自分のカラー)を大事に思っていることの象徴なのかもしれません。
光とは、色のこと。ゆえに人は自分の色を出した時(自分らしさを大切にしたとき)光も一緒に出る→光り輝く(オーラが出る)!