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「映画“下妻物語”で見る、星座別:正反対の自分からの贈り物」
(2005年8月&9月号)

最強コンビ

アストロロジー(占星学)で多くのホロスコープを拝見し、とても興味深く、自分自身の体験でも実り多かったのが「正反対のギフト」です。

それは、自分の太陽星座の反対側の星座は、自分にとって大きなギフトを持っているという事でした。



心理学でも、自分の真逆の性質や性格の人は、自分と補い合えて、完成させてくれる貴重な存在であると云われる事があります。

男女、陰陽、プラスとマイナス、赤と青、情熱と冷静、ポジティブとネガティブ、 左脳と右脳、のように、まったく正反対のものが一緒になると、そこはバランスのとれた状態になるのは皆さんご存じの通りです。

自分の太陽星座の反対側の星座は、陰陽でいうと、あなたの陰の部分であり、 補ってくれる性質がどのような質であるかをあらわしています。





ちなみに、太陽星座の反対星座とは、以下のとおりです。

☆おひつじ座⇔てんびん座
☆おうし座⇔さそり座
☆ふたご座⇔いて座
☆かに座⇔やぎ座
☆しし座⇔みずがめ座
☆おとめ座⇔うお座


ではなぜ、正反対の質はあなたにギフトをもたらすのでしょう?

陽が当たり、陰ができることで地に足がつく=バランスがとれる。

正反対同士の星座は、色で言うと補色同士の関係です。 文字どおり、自分を補ってくれる質があるのです。



さらに分かりやすいたとえですと、もし世界が男性だけだったら、この地球は戦争の絶えない星になっていたかもしれません。

又、もし世界が女性だけだったら、ここまで世界の文明はパワフルに発達したでしょうか。

例えは究極すぎますが、陰と陽、正反対のものは、補いあいながら世界や人生をバランスあるもの、より高い可能性に導いていくのです。




ちなみに、アメリカの人気アストロロジャーであるジャン・スピラー女史の著書『前世ソウル・リーディング』(徳間書店)は、自分のドラゴンヘッドの“反対側の性質”を統合することを目的として書かれているように思えます。


★映画『下妻物語』で見る正反対の性質との統合ギフト★

さて、本題です。

去年(2004年)の夏、わたしは『下妻物語』という映画にすっかりはまってしまいました。

海外でも絶賛され、テレビコマーシャルも多かったので皆さん御存じの映画と思われます。




その映画は、深田恭子さん演じるロリータファッションの桃子と、土屋アンナさん演じするヤンキーいちごの友情を描いたものなのですが、まさに「自分と正反対の質は、人生に大きなギフトをもたらす可能性が高い」事が一目でわかる映画です。



◆桃子はファッションはロリータ。ロココ時代のフランスがイメージ。 人よりも物(洋服や装飾品)に関心がある。

洋服を通して自分が磨かれる感覚を持ち、人生を甘いお菓子と考える快楽主義ですが、人よりも自分に関心がいきすぎ、人間関係や友情などには関心がありません。


◆いちごは、人生は食うか食われるかだ!という熱いタイプで、しょっちゅう怒ったり喧嘩をふっかけたり熱く感動したりします。これと思ったことは一直線に飛び込む。

そして、人と深く関わることで自分を成長させることに興味があるようで、最初は気乗りのしない桃子に、いちごから一方的に行動を一緒にするようになります。



この対比はまさにおうし座(物質や美に重きを置き、五感を磨く事を通じて成長することを目的とする)と、 おうし座の正反対星座であるさそり座(人と深く関わることで成長、進化する事を目的とする)のように思えます。






そして、金星(人生をスイートに考えたい質。享楽的で優雅な傾向)と、 火星(人生はサバイバル!リスクをおそれず危険に飛び込みやすい。 気取らずチャキチャキした感じで下町風)の対比のようでした。 ※注:実際の桃子といちごの星座は分かりません。

又、二人の常備アイテムも、桃子が日傘やボンネット(金星のあらわす物品) いちごがバイク(火星のあらわす物品)と対比的。



それほど正反対な二人だけに、最初はぶつかるのですが、仲が深まってくるにつれてお互いの人生のバランスがとれてきて、人生がより高い可能性へ動き出すのです。



桃子は洋服を自分だけで楽しむことから、人のために洋服をつくりたいという意識に変わり、やがてその才能が認められ始め、思わぬチャンスを手にします。

いちご はしがらみのあったヤンキーチームから抜け出せるようになり、自立したかっこよさと、ずっと求めていた“本物の友情、絆”を手にいれます。

そう、正反対のものは、自分の人生に大きなギフトを与えてくれる可能性が高いのです。

人生でバランスがくずれたときなども、大きなヒントになってくれるのです。





ではここで、星座別“正反対の自分”からの贈り物を、一挙公開致します。

見方ですが、自分の反対側の星座の質が、 あなたの才能をさらに補ってくれたり完全なものにしてくれるギフトになります。

もっと深い見方をすれば、あなたの隠された才能であるかもしれません。





★おひつじ座「人からどう見られるかにとらわれず自己主張する勇気」+てんびん座「より多くの人から見て魅力的に見える自分を演出」

(補足:てんびん座の象徴する音楽がビートルズといったらわかりやすいでしょうか? ちなみにジョン・レノンもてんびん座)


★おうし座「自分の中の感覚(五感)とのつながりによって自己を確立」+さそり座「人との深いかかわりを通して新しい自己を確立」


★ふたご座「個人の能力を高める実際的な知性」+いて座「多くの人にとって役立つ精神的な知性」


★かに座「心の帰る場所を大切にできる(家庭の成功)」+やぎ座「社会的基盤(仕事の成功)を築くことができる」


★しし座「物事の中心(渦中=中心的存在)にいて、熱くなる」+みずがめ座「物事を違った角度(外側)から眺めて客観的になる」


★おとめ座「物事をカテゴライズし、きれいに整理整頓する才能」+うお座「色々なジャンルや価値観を包み込む海のような大きさ」



いかがでしたでしょうか?星座ごとのギフトはそれぞれ無数にありますが代表的なものだけ書かせて頂きました。

正反対の星座の質は、あなたに最強の力をもたらすでしょう。

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