『火星 ~あなたの中に眠っているドラゴン~』
(2005年8月号)
ガッツフィーリング
今回は火星です。火星、文字どおり火の星です。
火星はあなたの中の 行動力、情熱、意欲、競争心。そして、自分というものを外に押し出し、主張していくパワーをあらわします。
火星がホロスコープ(あなたが生まれた瞬間の天体図)で色濃く出ていると、その人自身の基本的なパワフルさも増します。
わかりやすい例ですと、太陽や月に火星が密接にくっついている女性は、往々にして男性的なパワーを多く発揮されていたりします。
その場合(ホロスコープの他天体の配置にもよりますが)主に、男性社会や仕事でバリバリとキャリアを積まれたり、または肝っ玉母さんのような頼もしさがあったりもします。
又、女性のホロスコープでは結婚前の男性運をあらわす天体であり、どのような男性にオスとしての魅力を感じるかが火星の位置から見ることができます。
男性のホロスコープでは「オスとしての自分が一番発揮される状況」を表すので、ある意味、その男性のたくましさが最高潮になる状況を、火星の配置から見ることができます。
一個人的には、火星という天体に「ドラゴン」のようなイメージを持っています。それはなぜかというと、ある風水の本がきっかけでした。
その本とは、『ドラゴン・エゴイスト』(バウハウス刊)著者は国際風水科学研究会理事、松永修岳氏です。その著書の中に、
人の中(内面)には龍が眠っている。
その龍はあなたと共に思いっきり生きていきたい。
けれど「わがままや自分勝手、協調性なし」と思われるのを恐れて、自分の中にある龍の鼓動を封印してしまっていることが多い。
というようなことが書かれていました。
「エゴイスト(中略)自分が自分であることを発見するための道です。
常識や道徳といった言葉をかりて人に貢献する前に、あなたは自分のことをもっと大事にしなければいけない。
エゴイストであれ!まず“自分”というものを社会に示す事から、全ては始まるのです。
自分の心に素直に耳を傾け、常に自分に正直であること。これが“エゴイスト”です。」
(以上転載部分)
この本を読んだ時、わたしはすぐに火星を連想してしまいました。
火星は、協調性に重きを置かず、まず自分を打ち出すことをあらわすエゴ的な質を持っています。
又、火星はおひつじ座の守護星です。
おひつじ座は数字でいうと1、カラーセラピーではレッドです。
1もレッドも「まず、自分ありき」のエネルギーを持ちますが、 全ての基盤は、そこです。
まず、自分がどうしたいのか。
人生は、そこを飛ばしては前に進めないのでしょうね。
そして火星は、あなたが「自分は、これがしたいんだ!!」という意欲の対象がある時にもっとも高まる、あなたの中の行動欲求、真っ赤に燃える情熱なのです。
もし人生で元気のないときがあったとしたら。
そんな時は、あなたの中に眠っているドラゴン(正直な欲求)に耳を傾けてみてはいかがでしょう?
きっと、あなたのハートに火がついて、元気がわいてくるはずです。
余談ですが最近、テレビ番組で細木数子さんが「わたしには大きな龍がついている。」とおっしゃっていました。なるほど、お元気なはずです。