「HSP?ビジョナリー?海王星と、人類の意識次元」後編
(2021年5月号)
人類進化の途上にて
前編はこちらから↓お読み頂けます。
http://www.angeliclovers.com/visionary.html
前編では、人類の意識進化について、土星→天王星→海王星まで、簡単に触れました。
海王星は「境目を溶かす」星です。
例を挙げると、夢と現実の境目を溶かす。
これが建設的に出ると、ビジョナリー(先見の明などによって夢を実現する)となるでしょう。
そして、人や地球との境目がなくなるという事は、他者の気持ちや地球(大自然)の声、雰囲気やエネルギーをキャッチしやすくなります。
これが敏感さ、繊細さと出ることがあります。
人によってはHSPの自覚になるかもしれません。
あくまで一個人的な占星学観点からですが、
海王星の「境目を溶かす」質には個人の可能性と、人類進化の道筋が示されているとも考えられるのです。
その道筋とは、競争社会から共存社会に進む道です。
海王星は潜在意識をあらわす星でもありますが、潜在意識には自他の区別(境目)がありません。
分かりやすい例では「人を呪わば穴二つ」と言うように、良くも悪くも、人にしたことは自分にしたこと、自分にしたことは人にしたこと。
・・・というホリスティックな認識の領域です。
この認識の良い面として、例えば、誰かを犠牲にしてまで勝ちたいと思わなくなる。
人の痛みを自分の痛みのように感じる。人の喜びをわがことのように感じる。
人間の計算を超えた大きな流れに繋がるようになる、等があります。
海王星意識がプラスに出ると、利他意識や人類愛になります。
・・・それが地球上で一定数に達したとき、どんな事が起こるかと思いを巡らせると、必ず思い出す科学者のメッセージがあります。
書籍『ぜんぶ実験で確かめた 宇宙にたった1つの神様の仕組み』の飯島秀行先生の、
フリーエネルギー技術についての考察です。
「すべてを解決できるテクノロジーは確かに存在することがわかった いくつかの装置も完成した
宇宙に遍満する 無限の周波数と人々の心の周波数が一致するときに
初めてそのテクノロジーはこの世の中に実体となって 存在できるようになるのだろう」
飯島先生は「そのような社会の到来が一刻も早く実現する事を願ってこの本を記した」とも述べられています。
さて、全ての星は表裏一体ですが、今回、海王星のプラスの側面を重視して綴りました。
プラスに出る鍵は、頭は天に、足は地に。
海王星を支えるための土台(土星意識)があることが前提です。
その人なりに(他者と比較する必要は無い)、地に足がついていることです。
ホロスコープ的に言えば、
自分の土星が位置するハウスを前向きに捉える事ができる事。
(と言っても、年を重ねるほどに土星ハウスは、その人の得意分野になってきます。いわゆる、年の功)
昨年2020年から、世界は価値観がさらに多様化しています。
1つの事柄において、人の数ほど現実が違うかのような世界です。
土星意識だけにとらわれたままの場合、
目に見えるものや権威(テレビ等の含む)の情報を全てだと思い、
過度の恐怖や不安にかられしまうケースもあるかもしれない。
でも、土星意識のその先に行くと、
眼力や広い視野がつき(天王星意識)
向かうべき流れを感じ取ることができ(海王星意識)
目に見えるもの以上の真実や情報を以て俯瞰し、他者との共栄共存で適切に対処していけるでしょう。
人類は時代の変わり目・分かれ目に進化していくことで、続いてきた生き物であり、星はそれを教えてくれているように思えます。
結びに、海王星はカラーセラピー的に言えば、第8チャクラ、マゼンタピンクのあらわす才能です。
これは人類のアカシックレコードは勿論、自分の天命、天職を思い出すチャクラです。
混沌とした時期は、新しい時代の夜明け前。
けれどいつでも、真実、天命は、外の喧騒にまどわされない、自分の内側にあるのです。