「祭りの季節 しし座」
大暑 7月23日頃
8/1現在、トランジットの太陽は、しし座を通過中。
毎年夏至(6/21頃)から大暑(7/23頃)まで、太陽はかに座を通過します。
しし座の守護星は、太陽。まさに、太陽の季節の星座なのです。
さて、2015年頃から毎年、1年を通じて家族と自然の写真を撮影し、
プライベートの1冊アルバムにしています。
そこで改めて気づいたのが、「季節には色がある」ということ。
春はピンクや明るい色があふれ、光が増す。
初夏はグリーンの季節になって、
夏は黄色。光が多い季節。
秋は色が深まって、冬はスモーキーで全体的に
白がかかっているような・・・これがパッと切れて光が増すと春到来。
春は明度が高く、夏は彩度が高く、秋は明度低くトーンダウンし、冬は彩度が低い。
太陽の光を最も多く受け取る季節だから、光が強くて影が濃い夏。
真夏となればどこでも暑いから、非日常的な感覚。
多くの国で夏休みがあるし、お祭りやイベント、ヴァカンスを楽しむ季節。
この非日常な雰囲気は、しし座のギフトそのものです。
しし座は創造性、感動、情熱、熱狂、非日常(平凡ではないこと)、喜びをあらわす星座です。
一般的に、寒いより暖かいほうが心身ともに開放度は高まると思われますが、楽しむこと、遊ぶこと、自分の中のこども心の解放が、特徴的な季節です。
昨今の世界的騒動で、世の中的にも、時に過度な自粛がありました。
2020年末~2023年3月頃まで、トランジットの土星(制限や抑圧、忍耐もあらわす星)は、
みずがめ座を通過中。
占星学的には、まさに土星が、みずがめ座の真向かいのしし座に
向き合っているような配置です。
けれどこれは単なるセーブの配置ではなく、盤石にするための気づきです。
人としての喜び、感動、遊び、ふれあい、情熱は、やっぱりとても大事なものだよね、
と再確認できる機会。
先週(※2022年7月)、地元では3年ぶりの夏祭りがあり、お祭り前の時期は毎週末、お囃子の練習の音が
聴こえてきました。
お祭りではたくさんの笑顔と笑い声。
過去2年間お祭りのなかった期間によって改めて、
お祭りは生命の祝福。魂の解放なのかもしれない、なんて感じました。
人生も夏も、楽しまなくちゃ、もったいない。
若者よ、外へ出て恋をしよう。
かの天照大御神も、楽しみや笑い声につられて天岩戸から出てきたのですから、
人生と世の中を照らすものが何であるかは明らかです。
そして、人生において、生命感、生きているという実感、喜びを謳歌した季節が、
寒い季節を乗りこえる灯になるのだと思います。