海王星うお座時代に「浮上してくるもの」
(2012年4月号)
多様性の時代
以前の記事でも綴らせて頂きましたが、現在(2012年4月)、天を運行する海王星はうお座を通過中。
海王星は、占星学においては輪郭や境目が曖昧な星と云われています。
変化1つ取っても「あれ、いつの間にか・・・」
「気がついたらそうなっていた」感のある惑星です。
意識的ではない、潜在意識の領域もあらわす星でもあります。
海王星が、「友人や仲間、同志、ハイテクノロジー」を司るみずがめ座にあった1998年~2011年頃、インターネットによって国籍や
距離の壁が解かされ、時空を超えて人々が繋がりました。
たった10数年の間に、気がついたらIT、携帯電子機器は
多くの人にとって当たり前のものになっていたのです。
海王星は2012年~2025年までうお座を通過しますから、2025年頃も、今では想像のつかないことが
当たり前になっているのでしょうね。
すでにそれは始まっているのだなあと思ったブログ↓
★「ドラえもんの世界が現実に」
★「フリーエネルギーの実用化が始まる“テネモス”」
余談ですが、海王星はいつのまにか気がついたらという感じですが、天王星や冥王星の絡む変化は「突然」のエネルギーです。
「あの日を境に時代が変わった」などと表現される出来事には天王星や冥王星が関係しているように思われます。
さて、海王星は、形を溶かす性質と、
目に見えないもの(無形のもの)を形にしていく性質をもちます。
そしてうお座は、既存の社会的価値観を超えた、魂など
人間の本質や根源的な視野をあらわす星座です。
★フリーエネルギー(無から有を取り出す技術)の実用化、普及。
★(国家、領土)の境界線が色々な意味で解け、日本→アジア→?(未知)という広範囲に視点が拡大していく、
★利他意識の強まり。あるいはネットなどのテクノロジーを超えて、テレパシー、以心伝心、共時性はより日常的になる?
などなど。
けれど、海王星の作用は、想像できる範囲以上のものです。
(土星外惑星はしばしば想像を超えていく)
占星学の古典には、海王星うお座時代には「天の人(地球外生命体)との交流」という解釈もありました。
個人的には、人類が見えていなかったものが「観えてくる」
隠されていたものが「浮上してくる」のだろうなあと感じます。
さて、ようやく今回の主題「浮上してくるもの」です。
あくまでイメージでいえば、
海(集合無意識)に沈んでいた島が浮上してくるようなイメージ。
これまで隠されてきた本当の歴史や神話などが
表に出てくることもあるのかもしれません。
ほかにも浮上してくるのは、全てがつながっている感覚。
とくに、みずがめ座のあらわすハイテクノロジーを通じてと同時に、うお座のあらわす“ビジョン(映像)”や“感覚で繋がる”感じ。
又、人の意識や心が現実に及ぼす影響を、多くの人が認識するようになるのかもしれません。
人類は集合無意識などの次元では
もともと境界線はなく、すべては1つなのであろうと
思いますが、その意識的な境界線である自我がとけていく。
だから海王星は忘我のエネルギーといわれます。
それは“自然(地球、宇宙)”とつながる感覚をも
呼び起こすかもしれません。
又、最近の大下伸悦先生ブログでは、次のお話が書かれていました。
★食は思考を変え、やがて生き方を変える。
世界中に日本の食文化が広がっている。(中略)
海藻も魚介も「海」を食するという食文化である。
海水の中での生存圧と、陸で空中から受ける生存圧とでは、
海水の圧の方がはるかに高い。
生命エネルギーを呼び込む吸引圧は波動測定のバイブレーションが
最大値を示すことでもわかる。
特に海藻は、人類の中で日本と隣国以外は食べる習慣がなかった。
世界人類が「海」を食するようになってきたことの意味は大きいと思う。
受容性が増し、思いやりが深まるのではないか。(転載以上)
上記を拝読したとき、
「海」も「受容性」も「思いやり」もうお座のキーワードですので、興味深いと感じました。
「海」は生物多様性であり、うお座も多様性を包み込みます。「何でもあり」の時代到来。
結びに、うお座はカラーセラピーにおいては、人類愛をあらわすマゼンタピンクで表される事があります。
この色は、普段の日常こそ奇跡であり神聖であることを
教えてくれます。
何をするかではなく、どう在るか。
小さなことでも愛がこめられていれば、それは大きな価値がある。
海王星うお座時代は、
「本質的なものに回帰する、日常を大事に生きる」
という、当たり前で尊いことの価値が改めて認識される時代なのかもしれません。