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伝説のヴィーナス☆瀬織津姫
(2013年1月号)

イントロダクション

皆様は、日本神話に出てくる神様で「瀬織津姫(セヲリツヒメ)」 という名の女神はご存知ですか?

ちなみに私は、昨年2012年まで、全く知りませんでした。

それもそのはず? 記紀(古事記・日本書紀)には、登場しない女神です。

正しくは、登場していますが、ミズハノメという名前で、しかも 読みにくい当て字の漢字のような表記での登場です。

記紀に登場しない理由として、おそらく意図的に封印された説が定説になっているそうです。

しかし日本各地の神社(岩手県の桜松神社、東京の人見稲荷神社、愛媛県の大山神社ほか多数)や伊勢神宮の内宮でも祀られている伝説の女神です。




では、なぜ封印されたのか?

そしてそれがなぜ今、(人々の注目を集め始めているという意味で)復活しようとしているのか?

それはまさに、人類の集合無意識の変化、時代の変化を象徴しているようなヒストリーです。

今回は、そんな時代の変化の話として、伝説のヴィーナス☆瀬織津姫のお話を綴ってみたいと思います。

封印された女神の復活?

この瀬織津姫の事をよく聴くようになったのは2012年のことでした。

それは、歴史文化・学術的なお話から先見的な情報まで沢山お教えくださっている、みおさん&ゆきさんからのお話でした。

みおさんは昨今とくに日本神話に造詣が深く、そこで、「瀬織津姫」という、女神の名前が出てきたのです。

記紀には登場しない、けれど日本神話においてとても影響力の深い女神という印象でした。




自分でも情報を集めてみようと思い、お世話になっている企業(某、堅い業界の中堅会社)にお仕事に行った際、社内で歴史博学と評判のN氏に、「瀬織津姫ってご存知ですか?渡来人系の神様ではなく、縄文系みたいです。」と聴いてみました。

するとN氏の横にいらした研修生Wさんがびっくりして「美智子さん、なぜ、瀬織津姫のことを知っているんですか!封印された女神様の・・・」と驚かれたので、私も「Wさんこそ、なぜ・・・!!しかも、封印て・・・」と言ったら、下記のお話をお教えくださいました。



★Wさんは愛媛県今治市の伯方島の出身でそこは瀬織津姫を祀っている古くからの神社がある。

しかし渡来人系の神様の大きな神社ができてから、“(渡来人系の)神が来てこの地に神社を建てようとした際に蛇がいた”という話が捏造された。

その蛇とは瀬織津姫のこと。彼らは蛇というシンボルを使って瀬織津姫を醜いものに貶めた。

↑これは、Wさんがお祖母ちゃんから聞いたお話とのこと。

★Wさんの家に縁のある瀬織津姫の神社は龍に関係する神社。龍や月に縁のある神社は瀬織津姫に関係ある。

★愛媛は、「可愛い姫」という語源があり、 その「可愛い姫」とは瀬織津姫のこと。

★今、四国からたくさんの縄文遺跡が見つかっている。縄文回帰は、古事記や日本書記から消された瀬織津姫のことをよみがえらせたいという流れなのではないか。

神話では淡路がはじまりの地といわれているが、次に伊予という地名も出てくるから、愛媛も大事。

・・・というお話をしてくださいました。

はからずもWさんからお話を聴いた後、「知っている人は、知っている女神なのだなあ~」と思い、その後はしばらくの間、忘れていました。



アマテラスは男性神で、その妻が瀬織津姫?

そして昨年、みおさんのご友人で、縄文関連や神社などのドキュメンタリー映像を製作されていらっしゃる山科監督が、『皆神山の謎』シリーズ:第7章「瀬織津姫物語」を完成され、ご自身のサイトで公開されていらっしゃると伺いました。(※2025年時点ではクローズ)

内容はもちろん、山科監督の洞察がとても興味深く、とくに感銘を受けたメッセージは下記のとおりです。




★アマテラスは、古事記以前には男性神アマテルといわれ、その奥さんが瀬織津姫だった。しかし当時の権力者持統女帝のイメージ作り戦略においてアマテルを女性神にし、(すると当然ながら女性神に奥さんの瀬織津姫がいては矛盾するので)封印した。

★瀬織津姫の復活は封印された女性性を解くもの。権力者側にしてみれば悪神と意味づけされたが民衆からみるとずっと慕われてきた女神。

★日本は、半島からの侵略者がやってきて日本の原住民(アイヌ、縄文など)は融合したといわれる。

しかし侵略されたわりには、原住民の言語の膠着語は縄文から続いているものを使っている。

山科監督の推測では「侵略者が侵略者でなくなってしまった。つまり1万年以上の平和がつづいた縄文の受容力が侵略者を包み込んでしまったのでは」という考察。

ファーストレディも注目の瀬織津姫?

その後、瀬織津姫関連の書籍を出版されている山水治夫先生の、瀬織津姫講座:初級編@自由が丘に参加しました。

とくに印象深く拝聴したお話の一部を掲載します。

★アマテラスは、古事記以前には男性神アマテルといわれ、 その奥さんが瀬織津姫だった。太陽の神と月(水)の神の夫婦。

封印の定説といわれているのは、当時の権力者である、 持統女帝のイメージ戦略説(皇祖神を女性神にすることにより、 自身の女帝の地位にポジティブなイメージをもたせる)

けれど、上記の権力者側の娘である倭姫は、 倭姫命世紀(やまとひめのみことせいき)を書き残した際に アマテラスの荒御魂という記載で、「瀬織津姫」の名前を(良心の呵責からか??)残してくれたのです。




★山水先生は、ある時期から、神社参拝した際に、 どんな神社(祭神が瀬織津姫を祭っているのではない神社)でも瀬織津姫のエネルギーを感じるようになった。

神社とは“祓い清めに始まり祓い清めに終わるところ。

そして瀬織津姫は、水、滝、川、龍人、祓い浄めの神。

瀬織津姫は、神々をも祓う神。

★つまり、神社という存在そのものが瀬織津姫なのでは?

(というのも、もともと神社のご祭神は、人間が決めたり、上からの権力で時に変わったりするものだから)



なお、山水先生は余談で、3年程前に安倍総理の奥様から山水先生にメールがあり、その後色々なコラボイベントをされていたことをお話していました。 山水先生の書籍の推薦文も、安倍昭恵さんが記載くださったそうです。



アストロロジー(占星学)等から見る、瀬織津姫復活




さて、ここまで、主にみなさんから伺ったお話を綴ってまいりましたが、私見も書かせて頂きます。

といっても私は日本神話や神社などには明るくないので、アストロロジーの観点から、綴ります。



2012年4月のメルマガで、 海王星うお座時代に「浮上してくるもの」を綴らせて頂き、「あくまでイメージでいえば、海(集合無意識)に沈んでいた島が浮上してくるようなイメージ。これまで隠されてきた本当の歴史や神話などが 表に出てくることもあるのかもしれません。」と書きましたが、たしかその頃に、瀬織津姫の情報を聴いていた記憶があります。

でも、今思うと、新たなものが生まれて浮上してくるのではなく「すでにそこにあったものに、気づく」なのかもしれません。



そして瀬織津姫も、昔からずっと存在していた女神だったのですよね。

瀬織津姫に注目する人が増えるというのは、まさに隠されていた、本当の?神話の復活なのかもしれません。

又、海王星もうお座も水をつかさどります。水の女神である瀬織津姫☆リバイバルには相応しい時期なのかもしれません。

あと、瀬織津姫が復活(注目を集める)しはじめているのは、まさに時代性や集合無意識の変化なのではないかしら? と感じました。




心理学などでも、“神話は人類の集合無意識の比喩”といわれますから、瀬織津姫が復活しはじめていることは、人類の集合無意識において女性性(受容性、調和、平和、協調)が見直されているサインではと感じました。



そして、本当は男性神だけれど女性神と云われていたアマテラスが、本当の姿「男性神アマテル」(太陽)であり、パートナーである瀬織津姫(月と水)と対(つい)であったという伝説が表に出てきているということは、男性性と女性性の融合=陰陽や 二元性の統合、なのでしょうか。

歴史上、そこに本当は何があったのか、現代に生きる私たちは知るすべもないかもしれません。

けれど、真実は、時代によって解明されていくこともあるのかもしれません。

いずれにしても、瀬織津姫は、今後ますます注目を集めるキーワードなのかもしれないと感じました。

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