「星座の気持ち」

より高く、より広く、より遠くへ、の星座
本日11月23日、トランジットの太陽がさそり座からいて座に移りました。
いて座シーズン到来です。
いて座の1つ前の星座はさそり座です。12星座は輪廻。
さそり座のステージで深く狭く集中する経験をしたことから、いて座はその反動で遠方へと高く飛び立ちます。
(遠方=「海外」も、いて座やいて座の守護星の木星の管轄です。)
さて、名画「風と共に去りぬ」のラストシーンで主人公のスカーレット・オハラが大事なものを失い悲嘆にくれたあとにつぶやく「明日は明日の風が吹く」という名セリフがあります。
主観ですが、このセリフはさそり座の終わりからいて座へのバトンタッチをあらわしているような言葉に感じます。
(ちなみにスカーレットを演じたヴィヴィアン・リーは太陽がさそり座、水星がいて座。)
前回のメルマガでも書きましたが、さそり座のエネルギーは深い情愛や執着をあらわします。
「“さそり座の女”の理由」http://www.angeliclovers.com/scorpio.html
けれど人生のある地点で、その執着を手放す必要が出てきます。
さそり座の次のステージはいて座です。
いて座は常に「大丈夫!なんとかなるさ」と楽観的な希望をもたらします。
「だって、世界は広いのだから」と。
いて座の楽観性はユーモアと高い知性に裏付けられています。
世界は広い。広い世界に触れてどんどん自分をグレードアップさせていこうとするのがいて座のエネルギー。
そして「知は力」。知識や教養によってどんどん世界を広げること。
いて座といえば、「本」です。それも哲学・思想・精神性・抽象的な学問・学術関係・法律など高度な学問、海外の学問など。
精神もしくは知性を常にもっともっと高めてくれる分野。
「もっと高く、もっと広く、もっと遠くへ!」
それによってどんどん人生がグレードアップ、ステージアップしていくのも事実。
金魚鉢の金魚は鉢以上に大きくならないことを無意識に知っているので、海へ飛び込むかのように広い世界に飛んでいくのです。
・・・さて、ここからは私の体験談です。
私は金星がいて座にあります。金星はホロスコープでその人の愛情表現傾向や美的感受性をあらわす星ですが、16歳~24歳位までの、運命傾向、その時期に育てる才能も示す天体です。
その年齢域の時期私は、まさにいて座的に(?)プライベートでは読書と海外旅行に明け暮れていました。(※本と遠方への旅がいて座エネルギーということはその時期には知る由もありませんでしたが)
広い世界を見ること、精神性を高めることにつながりそうな内容の本も読みまくった時期です。海外旅行ではショッピングや観光目的ではなくパワースポットや美術館など、「自分を高めてくれそう」と思いこんだものが目的の旅ばかりでした。
けれど24歳のとき、ふと、
得た体験や知識も現実や仕事に応用できなければ、又自分にとっての幸せな結果を現実に出せなければ机上の空論になってしまう空しさに直面しました。
今思うと、この「現実に応用できなければ机上の空論」はいて座の対向星座である、ふたご座のメッセージだったのかもしれません。
いて座の知識は抽象的なもの、学術・精神性・哲学などですが、ふたご座の知識は現実的、HOW TO系、すぐ使える知識です。
いて座が対向星座のふたご座と融合したとき、いて座は“精神性を現実に使えるものとして”表現できるのです。
そういえばオーラソーマ(R)や占星学は21~22歳のときに出会いましたが、実際に仕事にしたりその智恵を少しずつですが人生に応用できはじめたのは25歳からです。
知識は使うことで智恵になり、血肉となり、人生や行動を変えていけると気づいたのです。
・・・と、ここまで私のいて座体験をお話しました。
太陽がいて座にあるこの時期は、人生をグレードアップしてくれそうな本や機会に触れてみてください。
「明日は明日の風が吹く」
“現実に使える智恵”によって明日は変わっていくことに、いつにも増して気づくかもしれません。