「希望の正体~未来の自分からのメッセージ~」
(2016年3月号)
未来からの贈り物
人は、なぜかずっと願っているもの、諦められない夢、なぜか惹かれる場所、なぜか好きなもの等、理屈抜きで惹かれるものが人生で沢山あると思います。
そしてそれは、未来の自分からのメッセージである可能性が高いのです。
今回は、タイムライン(時の流れ)の秘密にせまります。
未来は、すでに存在しているの?
その疑問がわいたのは、1995年頃。私が高校卒業を間近に控えた時期でした。
きっかけは、『波動の人間学』(ビジネス社)という1冊の本。
著者は、写真集『水からの伝言』で知られる江本勝氏です。
波動についての先駆的な本ですが、この本の最後に次のような記述があったのです。
★「未来の子孫へのメッセージ
皆さん、こんにちは。きっと素晴らしい生活を毎日送っていることでしょう。
私は江本勝と申します。
今は、1993年の12月27日で、人類の歴史が大きく変わろうとしている年の数年前の日です。
(中略)
ところで今日はあなたがたに、今地球で起こっている大革命の前兆について、お話したくてペンを取りました。
といっても、皆さんはすでにご承知のことでしょうけれどものね。(中略)しかし本音をいえば、ちょっと力を貸してほしいのです。
(中略)
お願いの儀とはこのことです。
つまり、そちらの世界から、こちらの世界に、そのような人達を目覚めさせるような波動を3年間ほど、送り続けていただきたいのです。
波動の心理について多少のことを理解した今、私の願いはきっとあなたがたに通じることを確信しています。
なぜなら、あなたがたイコール私なのですから。See yo soon !!」(転載以上)
・・・未来から、波動を送ってもらう?
これを拝読したとき、私は「?」と思いつつも、なぜか心の琴線に触れるものを感じました。
それと似たようなことが、この3年前の1992年に、テレビ番組『ワンダーゾーン』(関口宏氏司会)の「時を超える」という回で特集されていました。
退行催眠で未来を体験したリポーターの女性、日戸愛(にっと あい)さん(上写真)。
日戸さんが、30年後の東京を見たのち、さらに究極の未来を見たとき「変なのが出てきちゃった」と言います。
地球の上空、すべての人が浮いてて、「体は見えなくて、でも、みんないるっていう感じがする」
そこで「なるようにしかならない。自由になんなさいよ」という未来の自分からのメッセージを受け取るのです。
話題は変わり、私は高校の卒業式翌日、仲良しの友人宅で、友人4人とタイムカプセルをつくり、友人の実家の庭に埋めました。
20年以上経った今は、まだタイムカプセルを開けていないのですが、実は私は、私以外の友人4人の書いたタイムカプセルの内容を、覚えていました。
なぜなら、みんな、その通りになっているから。結婚、子どもの人数など。
自分の書いた内容は1つしか覚えていないのですが、その1つ、ぴったりの伴侶に出会い結婚していることはその通りになっているように思います。
★願ったから、そうなったのか?過去→未来という直線的な流れで見るとそのような考えになります。
逆に、★それが未来に存在しているから願ったのではないか?ととらえると、未来→過去という逆の流れになります。
そして実は、双方向(両方が一緒におこっている)なのかもしれません。
過去→現在→未来。私達が学んできた時間の概念ですが本当は全て同時に起こっていること。
最近、とくにこういった説を量子論で聞きます。
・・・それこそが真実かもしれない。そう腑におちたのは、自分自身が人生で年齢を重ねたことによるものでした。
10代~20代、なぜ無性に惹かれ、突き進んだもの、願ったもの。
今の自分につながっていたというよりも、今の自分がそれを持っているから、過去の私は願ったのではないか、そう思えて仕方ないのです。
願うことは、未来を選ぶこと。
未来の自分にアクセスすること。
いま思うと、10~20代、なぜあんなに強い衝動にかられたのかと思うことがほとんどです。
たとえば、どうしても恵比寿にあるデザインスクールに通いたくて、寝ても覚めてもそのことばかり考えていた学生時代。
そして入学後、そのスクールの近くにあったエンジェル雑貨ショップ(当時、天使ブームの火付け役、とメディアで紹介された人気店)と出会います。
そこのオーナーさんとのご縁でオーラソーマに出会い、占星学に出会い、そしてドームパラダイスさん
やRainbowの大石里美さんと出会い、その約10年後ドームパラダイスさんの紹介で、主人と出会い、今に至ります。
惹かれる場所や事柄。そこには、あなたを待っている人がいる。
以前「未来からの贈り物~原因は未来にある?~」(当社メルマガ2008年6月号)で、私のカラーの先生の名言「出来なかったことは、しなくてよかったことなんです」「出来なかったことは、出来なくてよかったことなんです」を綴らせて頂きました。
過去を振り返って、どうがんばっても「それを選択するしかなかった」それは、もしかしたら、幸せな未来につながっているかもしれないのです。
今、幸せなら、過去の自分に「大丈夫よ」と送ってあげること。それによって、過去の自分は必ず幸せな未来につながります。
このときの「大丈夫よ」のエールは過去の自分は、「希望」というフィーリングで受け取るのです。
もし今の自分が幸せでないと感じるのだとしたら幸せな未来の自分につながること。「祈り」は、未来の自分にアクセスする鍵なのかもしれません。
前述の『ワンダーゾーン』で、司会の関口宏さんが「(退行催眠で)未来につながる、複数のトンネルが見えたのが救い」と仰っていました。
未来は、選べるということです。
「なぜ、希望を持ち続けることができたのだろう?」
それは、未来の自分あるいは未来の自分に関わる人たちからのエールに引っ張られていたのかもしれません。
希望の正体は、未来の自分からのエールなのかもしれませんね。
結びに、カラーセラピーの観点から。
21世紀のテーマカラーの1つ、ターコイズブルー。
ターコイズは集合無意識をあらわします。
集合無意識(人と人はすべて心の根底でつながっている)が活性化することによって、もう1つ活性化することがあります。
それは、ターコイズの補色の
コーラルが示す「タイムラインの癒し」
“すべて、これで良かったんだ”いまの自分が過去の自分を肯定することは、過去の自分にとっては、未来からのエールなのです。