問題と関係ないことをすると問題が解決する不思議
(2006年9月号)
フォーカスしたものが増幅する
今回は「問題と関係ないことをすると問題が解決する不思議」話です。
例えば、世の中にはその人自身の努力や行動結果も含めて、各種○○運というものがあると言われています。
仕事運、家庭運、恋愛運、健康運、人気運、金運、友人運、出会い運など。
その中で、「自分はとくに、この○○運がツイてるなあ」という分野があると思います。○○運という言い方でなくても、「自分は、人間関係には恵まれている」とか「仕事が楽しい」「健康には自信がある」等、プラスの気持ちを感じる分野です。
そして・・・
その強運分野がのびると、なぜか他の分野(運)も伸びるようなのです。
考えてみれば当たり前なのかもしれませんよね。
健康なら仕事もはかどり金運もアップするでしょうし、
愛情があれば人気アップで出会いも増えるでしょう。
ただ、以前私自身がそうだったのですが、人は時として、長所よりそれほど強運でない分野(問題のある分野や短所修復)に力を入れようとする傾向があるようです。
もちろんそれは良いことなのかもしれませんが・・・。
全ての運を均等に良くするコツは・・・先述のように、自分の強運な分野(長所)をさらに伸ばすと、他も自動的に運が上がるようなのです。
そして、自分の強運な分野というのは、比較的上げるのが簡単です。
その1番簡単なことをしたほうが、全体の運が上るし、問題のある分野も思ったより簡単に解決したりするようなのです。
なぜなのでしょう?
経営の神様として著名な経営コンサルタント船井幸雄氏は、売れていない店、栄えていない町のコンサルをするときその店や町の長所にフォーカスされていたそうです。
ひなびた漁村だった和歌山県のある町は「とれたてのお魚だけは美味しい」という長所を生かし、「とれとれ市場」魚市場をつくって町おこしをしたところ、今では年間300万人の人が訪れる活気ある町になったという事です。
1つの長所(魚が美味しい)を伸ばした事で、問題点(人が来ない、栄えない)が解決されてしまったのです。
実は、これらの事はカラーセラピーでもアストロロジーの観点からも理にかなったものでした。
それは、「問題よりもギフト(長所や強運分野)にフォーカスすることで問題が解決する」というメソッドです。
それはイコール、過去(問題)ではなく未来(問題の後ろに隠されている贈り物、新たな才能)にフォーカスすることでもあるのかもしれません。
自分の長所や強運分野にフォーカスするというのは“未来に待っているチャンス”や幸運といったギフトをも受取りやすくなるのです。
そして、ギフトを受け取ると問題は解決してしまう。そんな奇跡を、私は自分の体験と同時に、周りの人からも教えて頂きました。
先日も、私の友人で心理学カウンセラーの方が、ある事をお教えくださいました。
それは
「過去に抑圧した“感情”が、現在に何かの“困難や問題”という外の現象となってあらわれる。その過去に抑圧した感情を解放すれば問題は鎮まっていく。でも、問題を解決しようとする以上にギフト(自分の好きなこと)に目を向けるほうが、解決も早いし簡単♪」・・・やっぱりそうなんですよね。
人生は、フォーカスしたものが増幅する。
人生のいついかなるときにも、プラスにフォーカスすることによって、プラスが増えていく。
21世紀は、こういった事が、科学でも解明される時代かもしれませんね。